メロンがうまく発芽しません。どうしてでしょうか。

メロンは発芽適温が25 ~30 ℃の高温性野菜で、この気温で最も発芽が揃います。

発芽不良の原因には、まず温度が低かった可能性が挙げられます。育苗日数は約30日かかるため、3~4月に植えるには、2~3月にタネをまきますが、そのころはまだ低温ですから、温床育苗するか播種床の加温が必要になります。望ましいのは日中の気温を25~28℃、夜間は18~20℃に保つことです。また、タネまきの際に、かぶせる土(覆土)が少ないと発芽しにくくなるので、1㎝ くらい覆土をします。

タネまき後の水やりも、あまり多すぎると発芽は悪くなります。タネが吸水して発芽の準備が始まりますが、発芽する前にまず呼吸が盛んになります。この時に水が多すぎると呼吸ができず、発芽を開始しません。発芽床の土の半分くらいが湿る程度に水やりをしてください。自家採種したタネでは、小さかったり保存条件が悪かったりすると、発芽が悪いことがあります。

メロンやスイカが収穫前になると急に枯れます。原因は何でしょうか。

メロンやスイカの着果後には、着果負担が増して草勢は衰えやすくなります。特に梅雨明け以降、高温と土壌の乾燥・過湿あるいは着果数の過多により、着果負担が増し、株全体がしおれる萎凋病が起こりやすくなります。連作土壌では複数の土壌病害が多発し、急性萎凋病やネコブセンチュウの被害が増大する危険があります。そこで連作を避けるとともに、土壌病害に強い耐病性台木の選択や土壌消毒が必要になります。しかし多くの場合、着果負担の増大と、高温多湿の天候が草勢の維持を困難にしていることも、大きく影響しています。

まず着果量に見あう根量を維持するため、根の生育を旺盛に保つことが必要です。それには堆肥を十分に入れ、深耕をして根系を広げます。根が少ない場合には、着果節位を上げることも大事です。草勢の維持には、先端の側枝を何本か遊びづるとして残しておき、根の老化を防止します。また日中は約30℃、夜間は20℃前後になるよう、日よけや通風を図るなどの温度管理をしましょう。


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